ユニバーサルデザイン・バリアフリー化支援業務

写真:手話で会議する2名の聴覚障がいのある社員

「 いつでも どこでも だれとでも 」
経験と信頼を基盤に、ニーズに寄り添った確かなサポートを。
研究開発から企画初期段階まで、バリアフリーやユニバーサルデザインの実現を全力支援します。

サービスと事例

「検証・チェック」「データ収集」「支援・相談」についてそれぞれ事例を紹介します。

検証・チェック

研究、開発段階ならびに既存の製品・サービスについて、様々な障がい当事者の視点を交えた検証を実施します。また、検証に必要な障がい当事者のモニターの募集も承ります。

事例1:大阪・関西万博におけるバリアフリーチェック

画像:NTTパビリオンの外観をチェック中の車いす社員
画像:屋外で聴覚障がい者の社員が「触れ合う伝話」を体験中の様子
画像:屋外で視覚障がい者の社員が「奏でる棒」を体験中の様子

NTTパビリオン内外のバリアフリー環境の改善に向けた検証

<検証内容>

  • 肢体不自由者視点で、パビリオン内外は移動しやすいか?
  • 聴覚障がい者視点で、映像内の音声の内容は伝わるか?
  • 視覚障がい者視点で、周囲で何が起こっているのかの情報は伝わるか?

それぞれの改善にあたってどのような方法があるか?

●プロジェクト期間:3ヶ月間

●改善されたこと
障がいのある来場者への情報保障や導線についてレポートを行い、映像への字幕の付与、視覚障がい者向けコードの付与による情報保障、誘導サポートのルートの改善など、ハード面の改善を実現しました。
さらに、障がいのある来場者へどのように声かけをしたらよいか、気配りのポイントについても提案。
スタッフ教育マニュアルに障がいのある来場者への接遇方法を記載し、ソフト面の改善も実現しています。

事例2:ルート案内アプリの検証

画像:視覚障がい者の社員が屋外でアプリを検証中の様子

視覚障がい者向けルート案内スマートフォンアプリ開発支援のための検証

<検証内容>

  • 視覚障がい者視点で、アプリの使いやすさ、目的地まで1人で正しく到達することができるか?
  • 視覚障がいのある社員同士の意見を反映し、音声案内の提示方法について検証、意見交換等を実施

●プロジェクト期間:6ヶ月間

●成果
視覚障がい者に提示する音声案内について、どのような順序でどのような種類の内容を案内すればよりわかりやすいかを提案するとともに、当事者による検証を行いました。
また、物理的なボタンのないスマートフォンで、どのようなボタン配置、大きさならタッチスクリーン上でも操作しやすいかについて繰り返し検証を行いながら、アップデートしました。
この成果は、国際学会で発表されました。

データ収集

障がい者支援の研究・開発・企画等に必要なデータを収集したり、インタビューの場を提供します。

事例3:AIによる手話認識のための手話映像の収録作業

画像:聴覚障がい者の社員がビデオカメラに向かって自分の手話を撮影している様子

AIによる手話認識の開発のため必要な手話単語の映像の収録を行いました。

収録にあたっては、当社所属の手話を母語とする聴覚障がい者および手話通訳士が参加しました。

●プロジェクト期間:2ヶ月間

●成果
手話データベース構築に向けた映像素材提供として、複数名による映像の収録を行いました。
研究開発の一助として、今後の研究にご活用いただける内容となりました。

画像:聴覚障がい者の社員がビデオカメラに向かって自分の手話を撮影している様子

事例4:当事者100名への評価アンケート作業

開発中の手話映像について評価するアンケートサイトを構築し、100名の聴覚障がい者にアンケートを行い、データを納品しました。
アンケート構築にあたっては、聴覚障がい者にとってわかりやすい文言の選択、文章作成を行い、なるべく選択式で回答できるような設問に修正するなど、回答しやすい工夫をしました。

●プロジェクト期間:3ヶ月間

●成果
障がい当事者にとって回答しやすいアンケートであるか検証し、よりわかりやすい設問への改善を提案、データを収集した後の報告までを実施しました。
アンケート回答者への同意書の取得や終了後の謝礼の手配など、周辺業務についても代行いたしました。

支援・相談

障がい当事者が、イベントでのデモンストレーションや、ブースに訪問されたお客様への説明などのお手伝いをします。

事例5:NTTR&Dフォーラム 展示ブースにおける説明員支援

障がい者支援開発の成果発表の展示会において、肢体不自由の当事者が説明員としてデモンストレーションを行い、どういったところが便利なのか、使いやすいのかを説明しました。

画像:車いす利用者の社員が展示会場内で来場者に説明している様子
画像:肢体不自由者の社員が開発中の機器を使う

●プロジェクト期間:1ヶ月(イベント期間5日間)

●お客様のメリット
障がい当事者のハンディキャップがデバイスにより解決できることをデモを交えて説明することで、より説得力のある研究開発成果のアピールができました。

画像:車いす利用者の社員が展示会場内で来場者に説明している様子
画像:肢体不自由者の社員が開発中の機器を使う

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